2025/02/28
看護師は復職できる? 復職に向けた支援や勉強方法、働きやすい職場を紹介します!
ぜひ活用してほしい!ナースセンターとは?
ブランクを経て看護師として復職を検討されている方々は、様々な状況に置かれています。
妊娠・出産を機に退職し、仕事復帰を考えている方や、子育てが一段落して復職したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
復職にあたり、ブランク期間によって看護スキルが低下しているのではないか、最新医療への適応が難しいのではないかといった不安を感じる方もいるかもしれません。
そのような方々には、各都道府県に設置されているナースセンターの活用をお勧めします。
①復職支援研修
ナースセンターは、復職を考えている看護師の方々に対して、看護技術の研修や、希望に沿った仕事探しを支援します。研修内容は1日で完了するものから数日間にわたるものまで多岐にわたり、実践的な技術や最新の看護理論など、復職前に習得しておきたい知識を効率よく学ぶのに適しています。
②交流会
復職をためらっている看護師の方は、ナースセンターが主催する交流会への参加がお勧めです。この交流会には、育児や定年など様々な理由で一度看護職を離れた方々が集まります。復職の意思が固まっていなくても参加できるため、まずは情報収集の機会として交流会を利用すると良いでしょう。
③e‐ナースセンター
復職を考えている方の中には、自由に外出する時間を確保するのが難しい方もいらっしゃるでしょう。ナースセンターは、オンラインで復職先を探せる「eナースセンター」も運営しています。eナースセンターでは、全国の求人情報を見られるだけでなく、会員登録をすれば興味のある求人に応募することも可能です。自宅にいながら希望条件に合う求人があるか調べて、復職後のイメージを具体的に描いてみましょう。
では、勉強方法にはどのような方法があるのでしょうか?
看護師の復職に向けた勉強方法とは?
セミナー・研修の受講
最新かつ正しい知識を習得するには、セミナーや研修を受講するとよいでしょう。ナースセンターであれば、スムーズに復職するための多様な研修が実施されています。集合研修やeラーニングなどさまざまな受講形態の研修があり、少しずつ復職に向けての準備を進められます。
自治体によっては、採血練習など実践的な研修も受けることができます。訪問看護の復職を検討している方に向けた、認知症治療などを学べる講座も実施されています。
引用元 http://nc.osaka-kangokyokai.or.jp/CMS/00003.html
通信講座の受講
子育てや現在の仕事と両立しながら学習を進めたい方には、ナースセンターが提供する通信講座の利用も有効な手段です。
動画や教材を使い、空いた時間に注射技術や人工呼吸器管理といった基礎看護技術など、復職に必要な知識を習得できます。公益社団法人日本看護協会によるインターネット配信研修や看護知識を学べるアプリなど、スマートフォンやタブレットで使える学習ツールも複数存在します。これらの学習ツールを利用する際は、提供者や監修者を確認し、情報源の信頼性を確かめてから活用することが重要です。
独学での勉強
復職を目指して、以前使っていた参考書や専門書で自主的に学習する方法もあります。
この方法の利点は費用を抑えられることですが、学習に関する相談相手がいないことや、最新の理論や医療技術の知識が得にくいことが欠点です。
復職のための学習サイトやインターネット上の情報には、古いものや間違っているものも含まれている可能性があります。独学で学ぶ際には、情報の正確性を見極める能力が重要になります。
離職期間が長く、多くの知識を習得したいと考えている方は、復職セミナーや通信講座を利用する方が、より効率的に学習を進められるでしょう。
復職する看護師に向いている勤務先
クリニック
クリニックにおける看護師の主な業務は、外来診療のサポートです。
具体的には、採血や点滴といった処置、検査の説明、患者さんの案内など多岐にわたります。日帰り手術を行うクリニックでは、手術器具の準備や術前後のケアといった手術補助も担当します。訪問診療を行うクリニックであれば、患者さんの自宅での診察に同行することもあります。さらに、受付や電話対応、医療器具の消毒、備品管理、清掃などの庶務も看護師が担うことが多く、業務範囲が広いのがクリニックの特徴です。総合病院と比べてスタッフ数が少ないため、様々な業務に対応できる柔軟性が求められます。
クリニックでは、総合病院のような緊急性の高い患者の対応は少なく、午前中のみや日勤のみといった個人のライフスタイルに合わせた勤務が可能です。パートの求人も多く、勤務時間に制約がある方にとって働きやすい環境です。
また、地域に密着しており患者さんとの距離が近いため、地域医療に貢献したい方や、患者さんと密にコミュニケーションを取りながら働きたい方にも適しています。
慢性期病棟
慢性期病棟も、復職を考えている看護師にとって働きやすい環境です。
慢性期病棟では、業務が定型化されていることが多いため、仮眠や休憩を計画通りに取得しやすく、突発的な残業も起こりにくい傾向があります。また、出産や育児を経験した先輩看護師が多く在籍しており、家庭の事情に対する理解を得やすいという利点もあります。
慢性期病棟も、復職を考えている看護師にとって働きやすい環境です。慢性期病棟では、業務が定型化されていることが多いため、仮眠や休憩を計画通りに取得しやすく、突発的な残業も起こりにくい傾向があります。
また、出産や育児を経験した先輩看護師が多く在籍しており、家庭の事情に対する理解を得やすいという利点もあります。
健診センター
健診センターにおける看護師の業務には、問診、身体測定、検査の補助などがあります。検査や採血などを迅速かつ正確に行う手際が求められます。病気や怪我の患者さんが来院しないため、心理的なケアや緊急対応が必要となることは少ないのが特徴です。
しかし、保険診療を行う病院とは異なり、快適で効率的なサービスを提供し、顧客を確保する努力も求められます。そのため、きめ細やかな対応ができる方に向いています。
健診センターは、病院やクリニックに併設されている施設のほか、健診・検診を専門とする企業内のセンターもあります。施設内での健診だけでなく、専用の車両で他の場所に出向く「巡回健診」も行われます。健診センターは残業が少なく、基本的に夜勤はありません。
また、休暇を取りやすいのも利点です。土日休みや日中のみなど、定まったスケジュールで働けるため、ワークライフバランスを重視する方に適した職場と言えます。
介護施設
介護施設における看護師の業務は、利用者さんの健康的な日常生活の支援と、健康管理のための医療処置の大きく2つに分けられます。
健康管理の業務には、爪切り、歯磨き、体温測定などがあり、医療処置としては点滴、痰の吸引、採血などが主です。誤嚥リスクのある方の食事介助や褥瘡がある方の入浴介助など、介護業務に関わることもあります。このため、看護知識だけでなく、認知症や介護に関する知識も必要とされる職場です。利用者さんとの関わりが継続的であるため、信頼関係を築きながら見守ることができます。介護士と協力して身体介護を行うこともありますが、病院の看護師と比べて身体的な負担は少ない傾向にあります。高齢の看護師やブランクのある看護師も働きやすく、緊急対応や突発的な残業が少ないため、落ち着いた環境で看護師として復職したい方に適しています。
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このように、ブランクがある場合でも様々は復職支援があります。
ブランクがあるので復職するのに勇気がでない…という方はぜひ一度ナースセンターのホームページをのぞいてみてはいかがでしょうか。
復職する施設についてもぜひ上記を参考にしてみてください!
また、メディケアJOBでは“ブランク可”の求人も多く取り扱っています。
求人に記載がなくても、ブランクOKの求人はありますので
ぜひお気軽にご相談ください!
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