2025/11/27
介護職が“長く笑顔で働ける”職場とは?
介護職が抱える「続けたいけど続けられない」現実
介護の仕事は、利用者の生活を支える尊い仕事です。
しかし同時に、離職率が高い職種でもあります。
厚生労働省のデータによると、介護職員の離職率はおおよそ 15〜17%前後。
これは他業種に比べても高く、長く働き続けられる環境づくりが大きな課題となっています。
◆離職の主な理由(統計データから見る現場の声)

出典:厚生労働省「介護労働実態調査」(要約)
「働きやすさ」改革が進む介護現場とは?
最近の介護施設では、離職防止を目的とした制度改革が急速に進んでいます。
特に注目すべき取り組みを3つ紹介します。
① ICT・AIの導入で業務効率アップ
介護記録の自動入力、見守りセンサー、シフト調整アプリなど、
デジタル化が進むことで「人の手が必要なケア」に集中できるようになりました。
例:「夜間巡視をAIセンサーが代替してくれるので、スタッフの休憩時間が確保できた」
【導入後の効果(ある施設の事例)】
◆残業時間:平均20%削減
◆ヒューマンエラー:30%減少
◆利用者満足度:+15%向上
② メンタルケアとチーム支援体制の充実
「孤立しない介護現場」を目指し、メンター制度や定期面談を導入する施設が増えています。
相談しやすい上司や仲間の存在が、離職防止の最も効果的な要素の一つです。
【職場で見られるサポート例】
◆月1回のチームミーティング
◆カウンセリングルームの設置
◆新人向けOJTとメンター制度の併用
③ キャリアアップ支援と資格取得サポート
介護福祉士・ケアマネージャー・看護補助など、キャリアの道は多様化しています。
資格取得費用を補助する制度や、研修への参加を勤務時間内に認める施設も増えています。
【キャリアステップの一例】
介護職員 → 実務者研修修了 → 介護福祉士 → リーダー職 → 管理者・ケアマネ
求職者がチェックすべき「良い職場」の条件
転職や就職活動では、以下のポイントを意識して見てみましょう。

※施設見学の際は、利用者だけでなく「職員の表情」にも注目!
長く働くために大切なのは「自分に合った環境を選ぶこと」
介護の仕事は、同じ「介護職」でも、施設によって雰囲気も方針も大きく違います。
“無理をしない働き方”を選ぶことが、結果的に長く続けられる秘訣です。
あなたが笑顔でいられる職場なら、きっと利用者さんの笑顔も増えるはずです。
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