2025/05/30
介護業界の採用状況と採用されやすい人とは?
介護業界の採用状況とは?
少子高齢化が進む日本では、介護サービスの需要が年々増加しています。その一方で、介護職員の人手不足は深刻な課題となっており、多くの事業所が採用活動を強化しています。
まずは、介護職の採用においての最新データを見てみましょう。
データから読み解く注目ポイントとして下記が考えられます。
1. 人材不足は依然深刻(64.7%が不足を実感)
→ 介護事業所の約3分の2が「人材が足りていない」と回答しており、採用意欲が非常に高い状態です。
=未経験者やブランクのある人でも採用されやすい“売り手市場”が続いている
2. 離職率が過去最低の13.1%に
→ 離職率が下がっていることは、職場環境の改善や定着支援の強化が成果を上げている証拠です。
=「働き続けやすい職場」が増えており、安心して長く勤められる環境が整いつつある
3. 採用成功の決め手は「人間関係の良さ」(62.7%)
→ 給与や通勤距離よりも、「職場の雰囲気・人間関係」が最大の要因とされている。
=求職者が安心して働ける“職場の空気”づくりが鍵。ミスマッチを防ぐポイントでもある
4. 29歳以下が最も採用率が高い年齢層
→ 若年層の採用率が高く、事業所も積極的に若手を取り込みたい意向が強い。
=若い世代にとっては、未経験でも正社員登用などのチャンスが多い
特に、無資格・未経験からでも応募できる求人が増えており、「人柄」や「意欲」を重視する傾向が強まっています。
また、近年では「週2〜3日の勤務OK」「夜勤なし」など、柔軟な働き方ができる求人も多く見られるようになりました。育児や家事と両立したい方、ブランクのある方でも挑戦しやすい環境が整ってきているのが特徴です。
採用されやすい人の特徴とは?
介護業界は慢性的な人手不足が続いている一方で、「誰でも採用される」わけではありません。採用担当者は、限られた面接の中で「長く安心して働ける人材かどうか」を見極めようとしています。
では、どのような人が介護職で採用されやすいのでしょうか?
以下に詳しく解説します。
1. 思いやりと優しさがある人
介護の仕事は、身体的なサポートだけでなく、精神的なケアも非常に重要です。利用者さんは年齢や病状により不安を抱えていることが多いため、「この人と話すと安心する」と感じてもらえるような思いやりのある対応ができる人は高く評価されます。
2. 責任感がある人
介護職はチームで動くことが多く、時間やルールを守ることが求められます。また、利用者の安全や健康に直結するため、小さなことでも「気を抜かない」姿勢が大切です。遅刻や無断欠勤をせず、仕事に対して真面目に取り組む人は、職場にとって貴重な存在です。
3. 報告・連絡・相談ができる人(ホウレンソウ)
「○○さんの様子がいつもと違う」「こんな出来事があった」など、周囲にしっかり伝えることで、利用者の安全を守ることができます。介護現場ではチームワークが重要なので、適切なタイミングで報告・相談ができる人は信頼されます。
4. 前向きな姿勢・学ぶ意欲がある人
介護の世界は、認知症ケアや医療的ケアなど、日々進化しています。「もっと知りたい」「資格を取りたい」という学ぶ姿勢がある人は、未経験であっても採用されやすく、成長も期待されています。
5. 柔軟性がある人
突然の予定変更や利用者の体調変化など、予測できないことが起きやすいのが介護現場です。そんな時でも柔軟に対応し、感情的にならずに行動できる人は、安心して現場を任せられます。
採用されやすい人になるために
介護職では、「経験」よりも「人柄」が重視される傾向があります。だからこそ、自分の性格や働く姿勢を見直し、アピールすることが大切です。
たとえば、面接では以下のような点を意識してみましょう:
-
利用者さんへの接し方について、自分なりの考えを持っているか
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チームで働くことへの理解や意欲があるか
-
困難に直面した時の対応力を話せるか
介護職は「人と人との信頼関係」がすべてです。技術や経験はあとから身につけることができますが、人柄や誠実さはすぐに身につくものではありません。
もし、「私でも介護の仕事ができるかな?」と不安をお持ちの方は、メディケアJOBにご相談ください。
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