介護職は無資格でも働ける！？

介護職への転職を検討する際、多くの人が「介護関連の資格がない」「未経験でも介護業界に転職できるのか」といった懸念を抱いています。

 

安心してください！

 

介護の仕事は無資格・未経験からでも始めることができます！

ここでは、無資格・未経験の方におすすめの働き方をお伝えします。

 

◆無資格でできる仕事から始める

まず、資格がなくても始められる業務から取り組む方法があります。

無資格でも、直接利用者の身体に触れない「生活援助」といった業務は実施可能です。

＜生活援助の例＞

・居室の清掃

・調理、食事の配膳

・洗濯、衣類の片づけ

・入浴の準備

・アクティビティ　　など

※入浴、排泄、食事など直接身体に触れる「身体介護」を行うには、介護職員初任者研修（旧ヘルパー2級）などの資格が必要です。

※施設内の有資格者の指導があれば、無資格でも身体介護を行える場合もあります。

 

ただし、2024年4月以降、介護業務に携わる無資格者全てに「認知症介護基礎研修」の受講が義務化されました。資格なしで転職する場合、入職から1年以内にこの研修を終える必要があるため、勤務先に確認して受講してください。

 

◆働きながら資格を取得する

無資格で転職した後も、働きながら資格取得を目指す方は少なくありません。

仕事と両立して資格を取りたい場合は、「資格取得支援制度」がある職場を選ぶことをお勧めします。この制度があれば、研修費用を会社が負担してくれたり、シフトの調整が可能になったりする場合があるので、事前に職場に確認すると良いでしょう。

 

◆教育体制の厚い職場で働く

無資格・未経験で介護職に就く場合は、教育やサポート体制が充実している職場を選ぶことをお勧めします。

介護の仕事は、日々心身の状態が変化する高齢者の方と接するため、介護度も軽度から重度まで様々です。実際に働き始めると、戸惑ったり、対応に悩んだりする場面も少なくありません。

そのため、スタートアップ研修やOJTが手厚い職場を選ぶことで、着実に業務に慣れていくことができるでしょう。

 

▼次は無資格で働くときの注意点について記載します。

【無資格で働く際の注意点】

・有資格者と比較してできる業務が限られている

・高度な業務に関しては有資格者でないとできない

・訪問介護の業務は、基本的に1人で行うため、無資格者は携われない

 

【無資格者への研修の義務化】

前述の通り、2024年4月より、介護業務に携わる無資格者に対し「認知症介護基礎研修」の受講が義務付けられました。

居宅介護や施設介護など、勤務先の要件に関わらず、直接介護に携わる全ての人が対象となります。

入職後1年以内に研修を修了する必要があるため、勤務先に確認し、受講するようにしてください。

 

最後に…

このように、資格がなくても働ける方法はあります。

また、資格を持っていても現場経験がないため不安を感じる方もいますが、実践的なスキルは転職後に習得可能です。

資格があるからといって、すぐに一人でリスクの高い業務を任されることはほとんどありません。多くの職場では、まず先輩に付いて利用者さんの顔と名前を覚えることから始め、徐々に身体介護などの難易度の高い業務を習得していきます。

したがって、現場経験がないことを過度に心配する必要はないでしょう。

 

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